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香りを嗜む文化

今日は香りのお話しです。


香りは比較的新しい文化や、海外の文化(香水)と思っている人も多いかと思いますが、


古くはエジプト時代、祈りと共に使われていたり、ミイラを作る際に防腐剤的な役割で芳香植物が使われていた歴史があります。


日本でも、お着物に香り袋を入れたり、香りを焚いてお着物や髪の毛に香りをつけたり、平安時代には香りを楽しむ遊びとして「香道」というものがありました。


香りのする植物、特に木の枝や皮などを燻す事をしていました。今でも神社仏閣などで使われるお香の香りを嗅ぐ事で


歴史を感じたり、神聖な気分になったりしますが、香りを纏う事は、邪を払うという意味で使われていた事が現代にも残っている事を感じられます。


いい香りをさせたい。というよりもっと実用的に、汗の匂いを隠す、あるいは胃薬として。など文化を学べば、香りを使っていた意味に納得する事も多いです。


現代の日本では香りがしない事、無臭である事が清潔である事とイメージされる事もありますが、


香りを生活に取り入れる事で、心身のリフレッシュになる事は、私達が産まれるずっと前からエビデンスとしてではなく、


実体験として感じていた事に、香りの素晴らしさや人間の能力というか五感というか。に驚きを隠せません。


これだけ便利になった世の中で、直接触れる事、直接嗅ぐ事であるアロマセラピーの良さをもっとみなさんに知って欲しいと思っています。


普段のブログはスポーツアロマについて書く事が多いですが、そもそも、スポーツアロマもアロマセラピーの1つなので、


100%天然の植物等から抽出されるアロマを使う事の意味や可能性を信じています。


私がアロマに出会った最初の頃は、どのボトルを嗅いでも、「そんなに好きじゃない」と思っていましたが、


小さな頃から、庭や玄関に花があったので花や植物はとても好きで段々とその香りのパワーに癒され、魅了されて来た事も当然だと今は思います。


天然の物に癒されるだけではなく、その香りのもつ1つ1つの働きが、私達になんらかの影響を与えていること。


たまには頭で考えるのを辞めて、直感や感覚の心地よいと思うものを選ぶ事をして頂きたいな。と思います。


アロマは女性のもの。というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、私のサロンへ来る方々は男女比ちょうど半分ずつくらい。


そこに性別は関係ないのです。


それぞれの好き。の違いはあっても、香りで心身共に癒されるのは、生物であれば必然。


スポーツアロマで、選手をケアする際はドーピング問題などがありますので成分に拘る事も多いですが、


ボトルを開けた時のはっとするような植物の香り、部屋に優しく漂うハーブの香り、アロマトリートメントでボディケアをして貰う時のディープリラックスは、


忙しく生きる現代の私達に無くてはならないものだと感じます。


スポーツアロマにご興味をお持ちの方はもちろん、アロマってなんだろう?という人も是非、生活に取り入れてみてください。


学べば学ぶほど、香れば香るほど、奥が深くて面白いアロマの世界。


初めて手にした人にとっては新しい世界かもしれませんが、私達人間は、遥か昔から当たり前のように生活に香りがありました。


一度立ち止まってみて、香りに触れてみる事をお勧めします。


サロンでは季節と私の気分や今からくるクライアントに合わせた香りをデュフューザーで香らせていますが、


今は冬場なので、ユーカリ、ティートリー、ニアウリ、ユズ、ヒノキ、等感染症や喉の不調予防に対してのアロマが多め。


柑橘系の感じ方も夏とは違う気持ちになります。柑橘系と言っても日本には沢山の品種がありますからね。


夏は爽快、リフレッシュ!という感じですが、冬場の柑橘系はほっこり。


是非香りのある生活をお楽しみください。


みかん

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