以前働いていたホテルSPA時代の事です。とある男性ゲストのアロマボディのコースを担当しました。
筋肉を触った感じが(これはもう私の感覚でしかないのですが、ボディビルダーのような、もしくはかっこいい身体にする為の筋肉と競技でつく筋肉は競技にもよりますが全然違います)何か競技をされているような感じだったので、何かしてるのか。とただの日常会話の一つとして話したら、
「プロチームの選手として日本に来ていて、〇〇というチームに所属している。」と教えてくださいました。
ちょうどお正月のお休み期間でしたのでご家族を本国からご紹介し、リラックスの為にアロマボディを受けられたのです。
そこから、私はスポーツ専門のアロマセラピストである事、(その人がしている競技の)高校生の帯同をしたり、大会時のケアをしているよ。とお話ししたら、
その方のいる地域には、そう言ったスポーツの知識を持ったアロマセラピスト(もしくはオイルトリートメント)ができる人がいないからチームに来て欲しい。とありがたいお言葉を頂戴しました。
ですが、いち選手の言葉なので日本のチームに行く事は「難しいと思う」と答えました。
その人との会話で私は「難しい」と何回も言った事を記憶しているのですが、
その人が「大丈夫、チームトレーナーはいい人だから!」とその人も何回も同じ事を笑
そして、実際チームに帰り私の話をヘッドトレーナーにしてくださり、本当にいい人だった笑そのヘッドトレーナーからご連絡があり、何度か関西での試合の際に外国人選手を中心にケアに入らせて頂きました。
その時の選手の熱意ももちろんですが、選手の為になるなら。と"なんだ、アロマなんて"と言わずにご連絡頂いた神トレーナーは、
これまたびっくりする事に私に鍼灸学校での授業のチャンスを与えてくださった恩師の学生時代の先輩だったのです。
つまり私だけでチャンスを勝ち取ったわけではないという事。
・自分の身体のケアに熱心であった選手
・選手を大切に、良いケアは取り入れてあげたいと思うトレーナー
・人の繋がり
・私の外国人でもほぼ日本語しか話せなくても話かけるコミュニケーションをとりたいと思う気持ち
全てが合致しないと有り得ない事です。
ちなみに、このチームにはその選手がチームから退団された数年後にチームケアとして、疲労回復の為にクラブハウスに週1で通わせて頂き、スポーツアロマをするようになりました。
クラブハウスに最初に行った時は女性は私1人だけでしたので、きっと力の弱さや技術についてみんな疑心暗鬼だったでしょう。
ですが、私のケアを受けてくださる選手の方々がどうかお怪我をされないように。また風邪などをひかないように。
と、試合もよく見にいきましたし、もうすぐ順位争いの試合だから。とか、感染症の流行る時期だし。とか、そろそろ疲れが溜まる頃だから。とか色々考えながらブレンドをしてケアにのぞんでいました。
最初は、脚とか背中というオーダーだったのに、だんだん首も。足裏が。とかオーダーが細かくなる事はあるあるで、それは選手のみなさんの中で合格点を出してくださった事だと自負しております。
今でもチームケアに行くと持ち時間を超えてもあそこもここも。と言ってくる貪欲な外国人選手が私は嫌いではありません。
だって、それでこそお仕事として呼んで頂いている私の存在意味が成立する事になり、彼らがアスリートとして最高のパフォーマンスを発揮する準備になるので。
行くたびに、身体が仕上がっていくので私の腕や背中は毎週棒のようになりましたが笑
身体の大きな人でも、日本人でもトップアスリートでも大体の人に身構えなくなったのはこの経験によるものかな?と思います。
そんな経験を交えた実践的なスポーツアロマを学びたい方は是非スポーツアロマスクールイアモーラへ。
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